浄水処理法とは?

2022年11月15日 11:36
カテゴリ: 水道の豆知識
作業員のイラスト

浄水処理法とは?

水道施設の浄水施設では、原水を人の飲用に適する水に処理することが行われているが、処理方法は、処理速度により緩速ろ過法と急速ろ過法に大別される。緩速ろ過法とは、一般に原水を普通沈でん処理したのち、ろ過池の砂層に繁殖した好気性生物により水を浄化する浄水方法である。

急速ろ過法とは、一般に原水に凝集剤を加えて沈でん処理をしたのち、砂ろ過を行う浄水方法である。

急速ろ過法、緩速ろ過法ともに、砂ろ過を行った後、消毒のための塩素剤を注入するが、急速ろ過法では、溶解性の鉄やマンガンを除去するため、ろ過池の前に塩素を入れる前塩素処理も行う。

現在の浄水処理法は、急速ろ過法が用いられているが、1898年に東京で最初に稼働した淀橋浄水場の浄化法は、緩速ろ過法が用いられていた。

水まわりの急なトラブルは
私たち救急水道サービスにお任せください。

記事一覧を見る