地震の時に発生する水道トラブルと対応マニュアル【保存版】

2025年10月02日 20:57

地震後の水漏れ・断水・トイレトラブルへの正しい対処法とは?

地震の揺れで驚く水滴のマスコットキャラクター

地震で発生する水道トラブルとは?

地震発生後、見た目には異常がなくても、水道管や配管がダメージを受けている可能性があります。特に築年数の古い住宅では、配管の老朽化により被害が拡大しやすいため、慎重な確認と対応が必要です。 

想定される主なトラブル:

・地中の水道管の破裂や漏水
・室内の蛇口接続部・止水栓からの水漏れ
・トイレタンクや便器のズレ・ひび割れ
・排水マスの破損・流れ不良
・水が出ない・濁る・臭う など

まず確認すべきチェックポイント(地震直後の安全確認)

✅ 1. 自宅周辺や床下に水たまりがないか確認
✅ 2. 室内の蛇口から異音・異臭がしないか確認
✅ 3. 水が出ない場合は断水か給水トラブルかを判断
✅ 4. 水が濁っている場合は使用を控える(エア混入や管内錆)

応急処置マニュアル|地震後の水道トラブル対応

水漏れ時の初期対応

・まずは対象蛇口の止水栓を締める(場所は蛇口の下や床近く)
・止まらない場合は、**家全体の元栓(止水栓)**を閉める
・濡れた床は漏電リスクもあるため、感電に注意しながら対応
・漏れている部分の写真を撮っておく(保険申請の際に必要)

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トイレの破損・不具合がある場合

・ひび割れやズレがある場合は使用を中止(漏水・倒壊リスク)
・水が出ない場合は簡易トイレやバケツ流しに切り替え
・床が濡れている場合は、下からの漏水や破損の疑い

水が出ない・濁る時の対処法

・断水の可能性がある場合は、自治体の情報や給水車の案内を確認
・濁り水やサビ水は、バケツなどにためて透明になるか確認
・使い始めは洗面所や外水栓で少量ずつ流すのが安全

復旧後の注意点|再通水・再利用時にやるべきこと

・蛇口や給湯器は一気に開けず、少しずつ通水
・濁った水・変な臭いがしたら、しばらく流して様子見
・トイレ・洗濯機・食洗機などの水を使う設備は最後に確認

災害時に備えるべき家庭の備蓄と知識

✔ 家に備えておきたい防災用品(特に水道まわり)
・非常用飲料水(1人1日3L × 3日分)
・簡易トイレ・凝固剤(人数分×3日分)
・バケツ・ポリタンク・防水シート
・ラバーカップ(スッポン)
・止水栓回し工具(モンキーレンチ)
・水道業者の連絡先を紙に控える

こんな場合は専門業者にすぐ相談を

・配管からの水漏れが止まらない
・トイレの排水が逆流してきた
・床や壁から水がにじみ出ている
・水がまったく出ない状態が続いている
・給湯器やウォシュレットが故障・漏電の疑いがある

早めの相談が建物被害の拡大防止・二次災害の回避にもつながります。

防犯グッズを準備して手を差し伸べる救急水道サービスの水滴マスコット

まとめ|いざという時に困らないよう、この記事は保存を

地震の後、水道が当たり前に使えなくなることは誰にでも起こり得ます。
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地震の時に発生する水道トラブルと対応マニュアル【保存版】
救急水道サービス監修

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