大雨によって起こる水道トラブルとは？

台風や梅雨前線による集中豪雨・長雨・ゲリラ豪雨などの大雨では、排水設備が大量の雨水に対応しきれず、家庭内外で水道トラブルが発生しやすくなります。

・排水マスや排水管の詰まり・あふれ
・トイレや浴室などからの逆流・異臭
・排水口からのゴボゴボ音
・地面の冠水による屋外配管の破損
・床下や壁内からのにじみ漏水

事前にできる予防策｜大雨前の点検と清掃

大雨の前には、以下のような予防策をとることでトラブルを大きく軽減できます。

・排水マスの中を確認し、落ち葉や泥が詰まっていないか確認・清掃
・側溝や雨水桝、ベランダの排水口に防虫網やごみキャッチャーを設置
・排水マスにヒビやぐらつきがないかもチェック

・洗面台・浴室・洗濯機・シンクの排水トラップに水を入れておく（乾いていると悪臭の原因）
・市販の防臭キャップや逆流防止弁をつけると安心

大雨中・直後に起きたトラブルの応急処置

大雨の前には、以下のような予防策をとることでトラブルを大きく軽減できます。

・まずは使用を中止。シンク・トイレ・浴槽の水を流さない
・排水口に雑巾・ビニール袋・新聞紙などを詰めて応急的に封鎖
・汚水が床に漏れた場合は、消毒用アルコールやハイター希釈液で拭き取りを

・排水トラップが空になっていると、下水臭が上がってくる場合あり
・コップ1杯程度の水を排水口に注ぐと、臭気封水が回復して改善することも

家庭で備えておきたい防災アイテム（水道用）

・防臭キャップ・逆流防止弁（排水口用）
・雑巾・吸水シート・ビニール袋（逆流時の封鎖や掃除に）
・バケツ・ポリタンク（排水不能時のトイレ用水）
・ラバーカップ（軽度の詰まり用）
・応急補修テープ（配管ひび割れの一時補修）
・市販の排水口洗浄剤や除菌剤（臭い対策用）

業者に相談すべき症状とは？

次のような症状がある場合は、自己対応が難しいため業者へ相談が必要です。
・排水が完全に詰まり、流れない
てトイレや浴室などの逆流が頻繁に起こる
・床下や壁内からのにじみ・水漏れが続いている
・排水マスや屋外配管の破損が確認できる
・大雨後も悪臭や音が続く

まとめ｜“大雨＝排水トラブル”は誰にでも起こる

大雨の後、「排水口が詰まった」「シンクから逆流した」「トイレから変な音がする」といったトラブルは、誰にでも起こりうる災害の一部です。

この記事を参考に、大雨前に点検→被害軽減→異変時に即対応できるよう備えておきましょう。

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