1.ラバーカップとは?
2.ラバーカップの形は3種類
3.ラバーカップの使い方
4.作業後の確認方法
5.ワンポイント・アドバイス!
6.詰まりが解消しなかった場合
トイレのつまり解消と言えばこの道具を1番に思い浮かべる人が多いと思います。
「すっぽん」でお馴染みの道具ですが、和製英語ではラバーカップ、一般名称では通水カップと呼びます。
また英語ではプランジャーと呼ばれていて、Wikipediaでは「ラバーカップは清掃用具の一つで、トイレの排水口や、風呂場、台所の流し台等の排水管の詰まりを直すための器具である。」と掲載されています。
他にも吸引器、パッコン、プカプカ、等の通称でも呼ばれていますが、使用方法は全て同じです。
「トイレに合う形を選ぶ」
ラバーカップを使用してトイレのつまりを解消する場合には、便器の形状(お家の便器)によってラバーカップの形を選ばなければいけません。
この「ラバーカップの形」を間違えてしまうと、いざ使用した際に効果が半減してしまいます。
新たにお店などで購入する場合には、便器の形などの写真を撮るなどしてお店に行くと「買う商品を間違えてしまった!」などの失敗を回避できるので安心です。
今現在、利用されているラバーカップは大きく分けて下記の3タイプです。
【主な使用場所】洋式トイレ
【主な使用場所】和式トイレ
【主な使用場所】節水型トイレ
ラバーカップを使用してトイレのつまりを直す方法は以下の手順です。
(溢れそうな場合には時間をおいて、水位が引くまで作業を行わないでください。)
3-1.ラバーカップをゆっくりと、カップがへこむまで押し込む。
3-2.バケツ等でカップが浸る位まで水を足す。
3-3.ラバーカップを勢いよく引き上げる。
(解消されない場合は1〜3の繰り返し)
※トイレのつまり解消作業は、作業を行った事により悪化する場合もあります。作業を行う場合には自己責任にて行ってください。また、作業中に少しでも不安を感じたら直ちに作業を中止し、専門の水道業者や管理会社等へ相談しましょう。
※ラバーカップでは、トイレットペーパーのつまりを解消する事ができます。「物つまり」や「排水管のつまり」にはあまり効果が期待できませんのでご注意ください。
つまりを解消した後は、すぐにトイレを使用するのではなく「きちんと詰まりが無くなったか?」の確認が必要です。
この確認を怠ると再度トイレを使用した際にまたトイレがつまってしまい「汚水の溢れ」や「水漏れ」など2次被害が発生する恐れがある為、注意が必要です。
①タンクレバーの「小」で水を流し、逆流してこないか確認。
②タンクレバーの「大」で水を流し、逆流してこないか確認。
③丸めたトイレットペーパーを便器に入れ、タンクレバーの「大」で水を流し、逆流してこないか確認。
ラバーカップを使用しても解消出来ないトイレのつまり(原因)は以下の通りです。
・オムツ・生理用品・大量のトイレットペーパー・猫のトイレ砂・固形物(携帯、おもちゃなど)・検尿、検便キット、などを流してしまった場合や、屋外の排水管が詰まっている場合。
※作業を行なってもトイレのつまりが解消しない場合、長時間ラバーカップを使用し続けると圧力によって詰まりが悪化する場合があります。5分程作業を行なっても解消しない場合には、別の原因も考えられますので専門の業者さんに相談しましょう。
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