キッチンの基本的サイズ

2022年12月04日 13:37
キッチンの基本的サイズを解説するツバメに乗った救急水道サービスの水滴マスコット
キッチンの基本的サイズ|日本のモジュール規格とシステムキッチン寸法の考え方

水道の基礎知識キッチン設計寸法とモジュール

キッチンの基本的サイズ|日本のモジュール規格とシステムキッチン寸法の考え方

キッチンの設計寸法には、建築全体の基準寸法が大きく関係しています。
日本の住宅では尺貫法(しゃっかんほう)を基準とした910mmモジュールが広く使われており、間取りや窓の位置、キッチンのレイアウトにも影響しています。この記事では、キッチンの基本的なサイズ規格や、一般的なシステムキッチンの寸法構成、設計時に注意すべきポイントを解説します。

1. 日本住宅の基準寸法「910モジュール」とは

日本の建築物は、伝統的に尺貫法(1尺=303mm)をもとに設計されており、910mm(3尺)を1単位とする「910モジュール」が標準です。
このモジュールを基準に、間取り・壁の位置・窓幅・ドアのサイズが決まるため、キッチン空間の設計にも直接関わります。

・和室1間(いっけん)=1,820mm(910mm×2)

・壁厚や設備寸法も910mm単位で調整されている

・キッチン間口(横幅)は、このモジュールの倍数で構成されるのが一般的

2. システムキッチンの寸法規格(国産メーカーの基準)

国産システムキッチンの多くは、設置スペースに合わせやすいよう150mm刻みでモジュール化されています。
高さ・奥行きも標準化されており、ユニット単位で組み合わせることで効率よく設計・施工が可能です。

項目寸法の基準備考
横幅(間口)150mm刻み例:1800mm・2100mm・2550mm・2700mmなど
高さ50mm刻み標準:80cm/85cm/90cm(身長に合わせて選択)
奥行き50mm刻み標準:60cm〜65cmが主流

3. 規格外サイズを希望する場合の注意点

システムキッチンは規格化されているため、150mm単位から外れる特注サイズを希望すると、割高になるか対応できない場合があります。
mm単位で設計できるのはオーダーキッチンのみで、既製システムではユニットの寸法調整に制限がある点に注意が必要です。

4. 人気のサイズ例と設置バランス

最も多く選ばれているのは幅2550mm×高さ850mm×奥行き650mmのI型キッチン。
これは、910mmモジュールの3倍である2730mmの壁内寸にちょうど収まるため、設計上の効率が良く、収納・調理スペースのバランスも取りやすいサイズです。

・間口2550mmは、ワークトップ・加熱機器・シンクの配置がしやすく標準的

・間取り上、壁間2730mmのキッチン空間にぴったり収まる

・奥行き650mmは使いやすさと収納性のバランスが良い

5. モジュールを理解して快適なキッチン設計を

モジュール寸法を理解しておくと、リフォームや新築の際にムダのない空間設計が可能になります。収納や家電の配置にもゆとりが生まれ、キッチン動線がスムーズになります。

6. まとめと要点コピーボックス

キッチンの寸法は住宅モジュールとの整合を意識することがポイントです。
標準寸法を活用すればコストを抑えつつ美しく機能的な空間に仕上がります。特注サイズを検討する際は、設計費や対応範囲を確認し、施工時の調整余地を把握しておきましょう。

【要点まとめ|キッチンの基本的サイズ】
・日本住宅の基準は910mmモジュール(尺貫法由来)
・国産システムキッチン:横幅150mm刻み/高さ・奥行き50mm刻み
・人気サイズ:幅2550mm×高さ850mm×奥行き650mm(I型)
・オーダーキッチンならmm単位調整が可能
・設計前に壁間寸法・機器寸法を確認して調整

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