キッチンの調理器は一段低めがおすすめ

2022年12月04日 13:59
キッチンの使いやすさを解説するツバメに乗った救急水道サービスの水滴マスコット
キッチンの調理器は一段低めがおすすめ|作業内容に合わせた理想の高さと設計ポイント

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キッチンの調理器は一段低めがおすすめ|作業内容に合わせた理想の高さと設計ポイント

キッチンの使いやすさは、収納やレイアウトだけでなくワークトップの高さによっても大きく変わります。
調理・盛り付け・加熱など作業ごとに理想的な高さが異なるため、すべてを同じ高さで設計すると体への負担が増えがちです。この記事では、作業姿勢に基づいた理想のカウンター高と、加熱調理器を「一段低め」に設置するメリットを解説します。

1. キッチン高さが合わないと起きる問題

高さが合わないキッチンでは、長時間の調理で肩こり・腰痛・疲労を感じやすくなります。高すぎると腕が上がりすぎて力が入りにくく、低すぎると前かがみ姿勢が続いて腰に負担がかかります。適切な高さを知ることで、作業効率も快適性も大きく変わります。

2. 作業内容別の理想的な高さ

包丁を使う作業(細かなカット・下ごしらえ)

・肘の位置から約5cm下が目安。
・細かい作業で手元が見やすく、腕への負担が少ない。

盛り付けや軽作業(包み・調理補助など)

・肘の位置から10〜15cm下が理想。
・手元操作と視線のバランスがとりやすく、自然な姿勢で作業できる。

力を込める作業(パンをこねる・米を研ぐなど)

・肘の位置から15〜20cm下が最適。
・力が入りやすく、身体の重心を使った動作がしやすい。

3. 加熱調理器は一段低めがおすすめ

フライパンを振る、深鍋をのぞく、煮込みを混ぜるなど、火を使う調理は肘の位置より25〜30cm下が理想的です。
そのため、コンロやIHクッキングヒーターなどの加熱機器は、ワークトップより一段低く設置すると非常に使いやすくなります。特にガスコンロの場合、五徳の高さ分を考慮すると、IHよりもさらに高くなりがちなので、設計段階で高さ調整を行うことが大切です。

使いやすい高さ調整の工夫

・加熱機器下を一段掘り下げた設計にする

・高さが変えられない場合は踏み台で対応

・ガス・IHの五徳・トップ厚みを比較して最適化

4. 身長別ワークトップ高さの目安

身長ワークトップ高さの目安
150cm前後80〜82cm
160cm前後85〜87cm
170cm前後88〜90cm

5. まとめと要点コピーボックス

キッチンの高さは「作業内容」と「身長」に合わせて設計するのがポイントです。とくに加熱調理器は一段低く設定すると、視線や動作が自然になり、長時間の調理も快適になります。無理な姿勢を減らし、体にやさしいキッチン環境を整えましょう。

【要点まとめ|キッチンの調理器は一段低めがおすすめ】
・作業別高さ:包丁作業=肘下5cm/盛り付け=肘下10〜15cm/力作業=肘下15〜20cm
・加熱調理=肘下25〜30cmで視認性・安全性が向上
・コンロはワークトップより一段低く設計が理想
・IHよりガスコンロの方が五徳分高くなるため要注意

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