
目黒区柿の木坂のお客様から「子供がおもちゃのボールを落として流してしまい、それから全く水が流れなくなった」とのご相談をいただき、現場へ伺いました。おもちゃ類は水に溶けないため、便器内部で噛み込んだり奥へ押し込まれたりすると、通常のつまりよりも厄介な症状を引き起こします。
水を流すと便器内の水位だけが上昇し、そのまま一切引かない状態でした。内部に異物がある場合、ローポンプで押し流すとさらに奥へ移動して状態が悪化するため、初期対応から慎重に確認を行いました。お客様からサイズや材質を伺ったところ、排水路内部の曲がり部分に引っかかっている可能性が高く、便器脱着が最も確実な方法と判断しました。
まず止水し、タンクと便器を分離して慎重に持ち上げ、便器裏側の排水出口(アジャスター部)を確認しました。すると排水口の奥に、カラフルなおもちゃのボールがしっかりとつまっているのを発見。工具を使い角度を変えながら引き抜き、無事に取り出すことができました。異物を完全に除去した後は、便器・床フランジ・固定ボルトの位置を整えながら元通りに設置し、複数回の通水テストで流れがスムーズに戻ったことを確認しました。
作業時間はおよそ60分。便器脱着作業は陶器を傷つけないよう角度や持ち上げ方を細かく調整する必要があり、異物の位置によって難易度が変わる作業です。今回は比較的手前で引っかかっていたためスムーズに取り出せましたが、放置して水を流し続けると奥に移動して取り出しが困難になるケースもあります。作業後は排水路もしっかりチェックしました。
作業後、トイレの流れが元通りに改善されたことを確認し、異物がつまる仕組みや注意点をご説明しました。お子様のいるご家庭では、おもちゃや小物類が便器周りに置かれているだけで誤って落としてしまうことがあるため、普段から手の届きにくい場所へ保管していただくことをおすすめしています。
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