宇都宮市戸祭台のお客様から「トイレの水が流れにくく、何度か流すと水位が上がってくる」とのご相談をいただき、現場へ伺いました。節水型トイレをご使用とのことで、日常使用にも支障が出ている状態でした。

■症状と原因の特定

確認すると、便器内の水位がゆっくりとしか下がらず、排水の勢いが弱い状態でした。異物を流した覚えはないとのことで、トイレットペーパーの使用量と節水型トイレ特有の水量の少なさが重なり、便器内部で紙が滞留していると判断しました。節水型トイレでは、紙の量が多いとこのようなつまりが起きやすくなります。

■作業内容

作業はローポンプを使用して行いました。排水口をしっかり密着させ、圧力をかけながら押し流す作業を繰り返すことで、便器内部に溜まっていた紙の塊が動き出し、数回の操作で水位が一気に下がりました。今回は便器脱着や配管作業を行う必要はなく、その場で解消できました。

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■作業時間・使用部材・作業のポイント

作業時間はおよそ15分。節水型トイレは水量が少ない分、紙の流れが弱くなりやすいため、ローポンプによる圧力調整が有効です。作業後はトイレットペーパーを使って複数回通水テストを行い、スムーズに排水されることを確認しました。

■修理後のコメントと再発防止策

排水が正常に戻ったことを確認し、節水型トイレの使い方についてご説明しました。一度に多くのトイレットペーパーを流さず、数回に分けて流すことで、同様のトラブルを防ぐことができます。流れが悪くなったと感じた時は、早めの対処がおすすめです。

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